三交杯

一 三交杯

  錫製の杯を使用し、酒杯は大中小の三重杯で下老分より始めて、
  一人ごとに継足酒をし、祭儀音頭に合わせ酒をつぐ、
  そのとき他の老分は扇子を開いて上げ、下げしながら合唱する。

二  祭儀音頭

  めでとおどれー さんやーれ さんやれー  
  いちのほこはー なぎなた、かぶとが かいさんじゃー
  さんやーれ さんやれー ゆおうてさんこう
                さんやれー
            (壱番尉に納めおく)

三  祭儀音頭の意味

  目出度く踊れ、幸あれ、幸あれ
  壱之鉾が 長刀、兜は鉾の開山の意(鉾の創始者)
  幸あれ、幸あれ
  祝うて三交 (杯を三回交わす)
  幸あれ